「わや」の北海道弁の意味とは?
北海道の人と話をしていると「わやだな」とか「わやになった」など「わや」という方言が使われていることがあります。初めて聞いた人は何なのかわかりませんよね。
「わや」とはどのような意味なのか紹介していきます。
北海道弁の「わや」の意味とは?
北海道の人の中でも、中高年の人が「わや」という方便をよく使います。主に団塊世代の人が使っている様子です。
「わや」とは「メチャクチャ」のこと
北海道弁の「わや」とは
- メチャクチャ
- ひどい様子
- 手が付けられない
などの意味があります。
たとえば「今日の道路はわやだ」と言っている場合は、大雪になり除雪が間に合わずでこぼこ道になったとか、渋滞でひどい様子などの意味が想像できます。
「わや」という方言を使ったときは、かなり状態がひどく、収拾がつかない状況だとわかります。標準語で表せば「今日の道路はひどかったね~」となるのでしょう。
北海道弁の使い方「なまらわやだべさ」
さらに北海道弁らしい言い方では、「なまらわやだべさ」があります。
- なまら→すごい
- わや→メチャクチャ
- だべさ→だね
標準語で言い換えると「すごいメチャクチャだったね」ということです。
「なまら」や「だべさ」といった北海道弁も、若者の間ではあまり使われていません。中高年や年配者になるほど、使う傾向があります。
実は他の地域でも「わや」の方言が使われている
北海道弁だと紹介されることが多い「わや」ですが、実は他の地域でも方言として使っています。幅広い地域で使われているため、もはや方言ではないかもしれません。
「福岡、岡山、山口、秋田、三重など」
東北地方や西日本でも「わや」が使われているようです。幅広い地域で「わや」が使われているなら、北海道から遠く離れた地域で使っても「わや」が通じるところもあるのでしょう。
「わや」という方言はほかにも、「わやかわいい」「わやくそ」といった使われ方もしています。標準語に直せば「とってもかわいい」「メチャメチャ」です。