豊平峡ダムの紅葉を楽しむコツ!徒歩・バス・放水3種類を体験しよう
先日、豊平峡ダムへ紅葉を見に行ってきました。札幌市に住んでいる方なら名前くらいは聞いたことがあると思いますけど、意外と行ったことないですよね。
この記事では、豊平峡ダムの行き方や楽しみ方を紹介しています。「豊平峡ダムに初めて行く!」という方は参考にしてみてくださいね。
サクッと確認したい方は、動画での確認がおすすめです。
豊平峡ダムとは?
まずは、「豊平峡ダムって何?」という疑問から。
豊平峡公式サイト:http://www.houheikyou.jp/index.html
定山渓にあるダム
豊平峡ダムは、定山渓温泉街の近くにあります。定山渓は、札幌市から車で30分から1時間くらいの場所にあるため、市民にはおなじみですよね。
ダムに行くついでに、ノースサファリ札幌や定山渓温泉などを一緒に楽しむこともできます。周辺には「札幌岳」の登山口や、豊平峡温泉も見かけました。
豊平川の治水のためのダム
豊平峡ダムは、昭和47年に完成したダムで、豊平川の治水のためのものです。ダムがあることで、豊平川に流れる水の量を調節しているんですね。豊平川は、過去に何度か「川が氾濫というニュースを」見たことがあります。
紅葉シーズンは10月
今回、豊平峡ダムに行ったのは、10月下旬でした。すでに紅葉は終わりかけの木もありました。豊平峡ダムに紅葉を見に行くなら、10月上旬~中旬がおすすめです。
ちなみに、ダムの営業は11月上旬で終わります。私が豊平峡ダムに行ったときは、ダム放流の最終だったようです。レストランはすでに営業していませんでした。ダムのカレーを食べたい方は、早めに行きましょう。
豊平峡ダムの行き方
豊平峡ダムに行く場合は、まず定山渓を目指します。環境保全のため、ダムまで直接車で行くことはできません。ダムから少し手前の駐車場にとめて、バスか徒歩でダムまで行きます。
車で行く
豊平峡ダム近くには、約250台とめられる駐車場があります。国道230号線を真っすぐ進み定山渓温泉街を超えたら、左手に豊平峡温泉の看板が見えてきます。看板が見えたら、左折しましょう。
口コミでは「早い時間に駐車場がいっぱいになる」という声があるようです。私が行ったのは、コロナの影響がある時期のため、駐車場に少し空きがありました。
バスで行く
バスで行く場合は、札幌駅前からじょうてつバスを利用します。定山渓温泉街からは、紅葉シーズンのみ「豊平峡ダムライナー」が利用可能です。豊平峡ダムはアジア地方の環境客も多いので、バスだと混み合う場合があります。
豊平峡ダムの徒歩・バス・放水の楽しみ方
豊平峡ダムの駐車場からは、ハイブリッド電気バスに乗るか、徒歩で行きます。
徒歩は途中滝が楽しめる
私は、往復どちらも徒歩で行きました。駐車場からダムまでは約2kmくらいですが、ちょっと散策にはちょうどいいです。時間にすると約30分です。
駐車場からすぐの場所に、1つめのトンネルが見えてきます。トンネル内は、歩行専用の場所が確保されているので、安全に歩けます。ちびっ子連れOKです。
両端にあるコンクリート塀は苔むしていて、雰囲気がありますね。
1つめのトンネルは、「冷水トンネル」と書かれていました。豊平峡トンネル周辺は、「冷水」という名前のようです。
トンネルを入ってすぐに、入口を見返してみました。歩行者専用が区切られているのがわかります。
途中、何度も電気バスとすれ違います。バスはガソリンと電気のハイブリッド式です。ほとんどが電気で走行しているのか、トンネル内は排気ガスのニオイがありませんでした。
トンネル内は、実際はもう少し薄暗い感じです。撮影してみると、なぜか全体的にグリーンに。1本目のトンネルはかなり長く感じました。
1つ目のトンネルを抜けるところです。トンネルを抜けると、滝が見えてきますよ!バスでも滝周辺でとまってくれるのですが、徒歩のほうがゆっくり滝を見ることができます。
トンネル内ではバスが1台しか通れないようで、この場所で次のバスが待機しています。バスが待機する間少し停車するので、このときに車内から滝や山の景色を楽しむのがおすすめです。
滝がある場所からは、山も見えました。岩がゴツゴツした山です。札幌市内からは木がこんもりとした山しか見えないので、岩がある山は珍しく見ごたえがあります。
「九段の滝」の様子です。迫力のある滝を想像していきましたが、「ちょろちょろ」といった感じでした。
橋の上から滝を見下ろす感じで見ます。滝の近くまで下りる道があるようなのですが、この日は通行止めになっていました。落石かなにかで危険なのかもしれません。
滝の周辺は、落石防止のネットが張られていました。安心して歩行することができます。
次のトンネル入り口近くには、もっと小さな滝がありました。湧き水が流れている程度で、見ごたえはありません。
2つ目のトンネルに進んでいきます。次のトンネルは短いので、すぐダムにつきますよ。
トンネルを抜けたところです。景色が開けていて、解放感がありますね。次に何がまっているのか、ワクワクします。
バスでゆったり散策
バスは往復と片道料金の2種類があります。
- 大人:往復640円
- 大人:片道360円
運行は6月1日~11月3日くらいまでです。8:45~16:00まで運行しています。行き徒歩で帰りにバスに乗りたくなっても、ダムでバスのチケットが買えます。
私は行き帰り両方歩きました。両方歩くつもりで行っても、帰りにちびっ子がぐずってしまったら、バスのチケットを買って乗車するのがいいですね。
ダムの放水は迫力満点
ダムには魚がいるようで、たくさんの人が見ていました。
アーチ形のダムがとてもきれいです。この日の紅葉は、イマイチですかね。山にある紅葉は、茶色と緑が多かったです。
いよいよダムの放流が見えて消えました。観光放水のようで、ダムの水を全面的に放水しているというより、少量の水を出している感じです。
ダム放流の様子は、動画で楽しめます。
観光放水でも迫力満点!放水の音と水しぶきは、現地に行かないと楽しめませんね。
岩が多くゴツゴツした山。この日は天気がよく、空と山とのコントラストがきれいでした。
ダムの上からは、山の遠くまで見渡すことができます。「ドローンは禁止」と書かれていましたが、ドローンを飛ばしたくなる景色です。
紅葉も、もう少し早く来たらきれいだったのかもしれません。
ダムの放流の部分は、小さいですが虹が出ていました。子どもが「ほら!虹が出ているよ!」と楽しそうに話しているのを聞いて、気が付きました。大人だったら見逃してしまいそうですね。
放流を真上から見下ろしたところです。真上からはよく見ることができず、あまり迫力を感じませんでした。
ダムの端まできたところです。口コミでは「端まで行けなかった」という声もあったようで、今回は通行できてついていました。
端まで行くと「殉職者の碑」があります。ダム建設で何人か亡くなっているのでしょうか。危険な工事をしてもらえて、工事関係者には感謝ですね。
碑がある場所からは、ダムの放流の様子が楽しめます。横から見る放流はナカナカです。
再びダムを戻るところです。景色を見ながら、ゆっくり散策が楽しめます。
この日は太陽が出ていたので、太陽がダムの湖面に反射して、キラキラ輝いていました。
レストランや展望台へは、無料のリフトカーで移動できます。歩いて行くなら坂を上っていかなければなりません。坂を上るのを避けたいからか、リフトカーの上りは混んでいました。
坂は結構急で大変ですが、途中紅葉しているモミジが見られました。登山するほど大変ではないので、少し頑張って歩いてみるのもいいですよ。
紅葉を見ながら坂を上がっていくのも、楽しいです。坂を上がる途中からも、リフトカーが見えました。
展望台に到着すると、紅葉とダムの様子が楽しめます。
10月下旬でも、モミジはいい色で、紅葉を見るのにちょうどいい感じです。
展望台からは、ダムの全景を見ることができます。歩く人が小さく見えますね。ダムはかなりの大きさだとわかります。
展望台からもダムの放流が見えますが、遠いいため迫力には欠けます。写真撮影の場所としても、放流が欠けてしまいイマイチという感じでしょうか。
上からダム全体を見渡したところです。広々とした風景で、解放感がありますね。
展望台にあったダムの案内看板です。アーチ式のダムは、道内に2か所しかないと書かれていました。ダムの放流スケジュールを見ると、10:00~13:00の水量が多くなるようです。
レストランの様子。中では食事が楽しめて、ダム限定のお土産品も売られているようです。
展望台から坂を下る様子です。坂を上るのが大変な方でも、下りなら楽なのではないでしょうか。紅葉を楽しみながらゆっくり下るのもいいですね。下りのリフトカーは空いている様子だったので、下りだけリフトカーを使いました。
豊平峡ダム資料室です。コロナの影響で資料室は締まっていました。
ダムを湖側から見たところです。湖には結構な水の量があるんですね。資料によると、34階建てのビル相当の水の高さがあるのだとか。
湖面が太陽の光でキラキラ輝く様子です。10月で少し肌寒い季節でしたが、太陽が出ていて気持ちがよかったです。
資料館側からも、岩がゴツゴツした山の様子を楽しめました。
まとめ
豊平峡ダムの散策は、2~3時間程度でした。午前中に行っても、お昼過ぎには見終わってしまう感じです。早くに出かけて、帰りに温泉や動物園に立ち寄るのもいいですね。
普段は紅葉のシーズンになると、豊平峡は激込みだそうです。今回はコロナの影響もあって、外国人環境客がほぼいなかったので、空いていてよかったです。紅葉スポットを探しているなら、豊平峡ダムを選んでみてはどうでしょうか。
また、豊平峡ダムの近くには、定山渓ダムもあるそうです。定山渓にあるダムをはしごするのもおすすめです。