北海道大学植物園の見どころは?

北海道大学植物園

 

「北海道大学植物園の情報を事前にチェックしたい」「植物園の見どころは?」
北海道旅行を計画しているなら、札幌駅から近い「北海道大学植物園」の情報が気になりますよね。広大な敷地には、北海道の植物から歴史まで触れられるスポットです。

 

しかし園内は13.3ヘクタールと広大なため、回るとなると意外と時間を消費します。だからこそ、どんな見どころがあるのか事前に情報収集しておきましょう。

 

実際に北海道大学植物園に行った様子を、画像を交えて解説していきます。

 

北海道大学植物園は南極物語「タロ」のはく製が見られる

北海道大学植物園

 

実は私、札幌に40年近く住んでいるのに、一度も北海道大学植物園に行ったことがありませんでした。札幌に住んでいる人のほとんどが「北海道大学植物園」の存在は知っていると思います。でも、意外と行ったことがある人って少ないんですよ。

 

今回はじめて北海道大学植物園に行ってみて、「古い建物がよかった」「タロのはく製が見られてよかった」と思いました。北海道観光の方も、同じような感想を持つと思います。

 

南極物語のタロが見られる

映画「南極物語」は有名な作品ですよね。南極に連れて行った樺太犬のうち、タロとジロのみが生き残ることができました。

 

北海道大学植物園にある「博物館本館」には、タロのはく製が展示されています。タロが南極の昭和基地から帰国してからは、植物園で飼育されていたそうです。

 

タロは南極で4年の年月も生き延びることができました。さらに日本に帰ってから9年間生きることができ、老衰で亡くなったそうです。

 

「ジロはどこにいるの?」と思われた方も多いと思います。ジロの標本は東京の国立科学博物館で展示されています。タロとジロは同じ場所で見ることはできないんですね。

 

ヒグマも見られる

北海道大学植物園

 

北海道大学植物園の博物館本館は、建物自体も立派で見る価値があります。北海道らしい建物は、外壁が緑色に塗装され美しいです。

 

北海道大学植物園

 

博物館本館自体も、重要文化財に指定されています。建物の右側には、「わが国発の輸入製粉器の石臼」も展示されていました。

 

北海道大学植物園

 

石臼は実物ではなく、複製資料の展示のようです。建物の脇にあって目立ちませんが、かつてどんな石臼が使われていたのか見てみましょう。

 

北海道大学植物園

 

博物館本館に入ると最初に目に入るのが、大きなヒグマです。

 

北海道大学植物園

 

熊の標本にある札には、「この熊は明治23年に牧場を襲い、札幌手稲駅付近で射殺されたものである。」と書かれていました。

 

 

北海道大学植物園

 

建物を入って右側に行くと、エゾオオカミのはく製もありました。エゾオオカミは絶滅してしまい現在は見ることができません。オオカミの牙は鋭く、近くで見ると犬とは全く違う怖さがあります。

 

北海道大学植物園

 

エゾオオカミはなぜ絶滅したか?はっきりとしていないそうです。明治以降に北海道が発展していき、エゾシカの数が激減したこと、家畜の被害で駆除したことなどが考えられています。

 

北海道大学植物園

 

博物館の建物は、階段も貴重な資料です。残念ながら階段を登ることはできませんでしたが、北海道の歴史ある建物と似たような作りでした。

 

北海道大学植物園

 

北海道大学植物園

 

建物を出たら、向かって右側にある建物も見てみましょう。「植物館事務所」として使われていた建物も残っていました。

 

北海道大学植物園

 

当時から使われていたトイレも残されています。博物館事務所に付属する便所だそうです。

 

北海道大学植物園

 

北海道大学植物園

 

男子用トイレと和式便座がありました。かなり古いタイプのトイレが展示されています。

 

北海道大学植物園

 

トイレットペーパーも設置されているので、使用しても問題はないのでしょうか?トイレも重要文化財なので、イメージなのかもしれません。

 

北海道大学植物園のアクセス

北海道大学植物園に行くなら、アクセス方法を確認しておきましょう。札幌市は碁盤の目になっているため、信号機上にある住所を見れば、大体方向はわかるはずです。

 

札幌駅から徒歩約10分の場所にある

北海道大学植物園

 

札幌駅から北海道大学植物園に行く場合は、南口に出てください。大通り公園がある方向に進むと、南口に出ることができます。

 

北海道大学植物園

 

駅からは「北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)」にも立ち寄って行きましょう。南口から赤レンガ庁舎を通り進んでいくと、北海道大学植物園が見えてきます。

 

北海道大学植物園

 

この日は北海道庁舎の工事中で真っすぐ抜けることはできず、左側から迂回していきました。この信号の次を右に曲がると、北海道大学植物園の入り口が見えてきます。

 

駐車場はないので公共交通機関を使って行こう

北海道大学植物園内に、駐車場はありません。車で行きたい方は、最寄りの有料駐車場を利用してください。

 

北海道大学植物園

 

自転車で訪れた場合は、入り口横にとめておきます。植物園の出入り口はこの1か所だけなので、帰りも同じ場所を通り、自転車に乗りやすいです。

 

入場料は420円

北海道大学植物園

 

正面に見える白い建物が、植物園の入り口です。入口の券売機で入園券を買い、受付の人に渡してください。

 

北海道大学植物園

 

植物園の入場料は、大人420円です。団体客や回数券を使うとお得になります。

  • 入園料:420円
  • 開園期間:4月29日~11月3日
  • 開園時間1:4月29日~9月30日(9時~16時)
  • 開園時間2:10月1日~11月3日(9時~15時30分)
  • 休園日:月曜日
  • 公式URL:https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/index.html

 

 

北海道大学植物園の地図

北海道大学植物園

 

植物園は最短で30分、じっくり見て回ると3時間かかるので、事前に地図を確認しておいてください。温室を先に見るなら左回りルート、博物館を見るなら直進します。

 

コインロッカーが利用できる

北海道大学植物園

 

チケットを渡して入ると、すぐ右側にコインロッカーがあります。コインは戻るタイプなので、重い荷物を持っている方は預けておきましょう。中に入ると自販機が少ないため、水分補給用にペットボトルは持参してください。

 

北海道大学植物園のおすすめスポット

北海道大学植物園を左回りルートで紹介していきます。温室から順番に進んでいくルートです。

 

植物園門衛所

北海道大学植物園

 

植物園を入ってすぐ左側に見えてくるのが、門衛所です。重要文化財として登録されている建物で、現在は展示されているだけのようです。

 

植物園温室

北海道大学植物園

 

温室入り口には、自動販売機があります。飲み物を持ってこなかった方は、温室前で購入しておきましょう。この先に自販機はありません。

 

北海道大学植物園

 

温室には、マングローブ系の植物も植えられていました。水に浮かぶ草は、花も咲いていることがあります。

 

北海道大学植物園

 

クラマゴケの仲間だそうです。よく100円ショップで売られている人工の植物に似ています。その印象から偽物みたいですが、もちろん生きています。

 

北海道大学植物園

 

温室にはサボテンコーナーもあります。鋭いとげを持ったサボテンも多く、注意して見てください。サボテンの中には花が咲いているものもありました。

 

ローズガーデン

北海道大学植物園

 

植物園内には、バラが多数植えられています。秋咲きのバラだったので、少し華やかさには欠けます。春から夏にかけてバラ園に行けば、見事なバラが咲いているのでしょうね。

 

バラ園のススキ

北海道大学植物園

 

最近は札幌市も空き地が少なくなったため、自然のススキを見る機会が減りました。植物園のススキは背丈が高く立派なものです。

 

北方民族植物標本園

北海道大学植物園

 

北海道で見かける、薬用などの植物を展示しているコーナーです。食用、衣料、狩猟など幅広い分野で活躍する植物が見られます。

 

北海道大学植物園

 

すべての植物を覚えると、普段の生活でも活用できそうですね。植物園で植えられている植物は、すべてが研究などに使用する貴重なものです。興味がある植物があっても摘み取らず、鑑賞するだけにしてください。

 

宮部金吾記念館

北海道大学植物園

 

北海道大学植物園

 

宮部金吾氏は、植物園の初代園長だった方です。立派な建物で実際に中にも入ることができます。内部は宮部金吾氏の資料が展示されています。展示は1階部分のみで、2階に上がることはできません。

 

最古のライラックの木

北海道大学植物園

 

宮部金吾記念館の左側には、「札幌で最古のライラック」が植えられていました。最古のライラックは1890年アメリカから苗木を持ち込み北星学園に植えたものです。北星学園に現在はなく、植物園の株が北海道で一番古い株になりました。

 

北方民族資料室近くのイチョウの木

北海道大学植物園

 

正面の建物は、アイヌ民族の貴重な資料などが展示されている北方民族資料館です。建物の前にあるのが、巨大なイチョウの木です。札幌市内でここまで大きな株になっているイチョウの木は見ることができず、貴重なものですね。

 

北海道大学植物園

 

北方民族資料室の建物を入っていくと、アイヌ民族の建物の様子が展示されています。アイヌ民族の伝統的な家は、チセイと呼びます。骨組みの様子まで見られて貴重です。

 

植物園を出る

北海道大学植物園

 

植物園の出口は、回転式になっています。ベビーカーや車いすの方は、入り口方面から出ましょう。

 

ゴールデンカムイに登場する北海道大学植物園とは?

北海道大学植物園は、ゴールデンカムイに登場することもあって、再注目されているようです。漫画で登場する江渡貝の家が、博物館本館です。

 

北海道を体験するなら北海道大学植物園がおすすめ

北海道大学植物園は、海外の観光客の方も訪れていました。季節によって、北海道の四季を感じられるのでおすすめです。

 

私のように札幌に長く住んでいると見慣れた植物が多いのですが、それでも歴史的な建物が見られたので収穫は大きかったです。何よりもタロのはく製が見られたのは感動でした。

 

北海道大学植物園は春には桜やライラック、秋になれば紅葉も見られるスポットです。植物が枯れてしまう時期でも紅葉が楽しめるので、ぜひ北海道旅行の際に立ち寄ってみてくださいね。