ウポポイ展示物がおかしいしひどい?入場料無料の日に行ってみた
この記事は、私がウポポイに行った体験談があります。
しかし、ウポポイを検索してみて、以下の疑問が出てきませんか?
- 展示物はおかしいのか?
- ウポポイは本当にひどいのか?
こんなキーワードが出てきたら、心配になりますよね。
今回は、私が実際にウポポイに行った体験談を紹介します。
- 展示物におかしいことはなく素晴らしかった
- ひどいという声は一部だけ
外国人向けにも力を入れているようで、たぶん北海道の学校でもウポポイを訪れることがあるくらい、アイヌ文化を学べる施設だと思います。
ウポポイの展示物がおかしいしひどい?
ウポポイの情報を調べてみると、「展示物がおかしい」「ひどい」というキーワードが出てきて、驚いた人もいると思います。実際に何があるのか、私自身がウポポイに行って確かめてみた内容をレポートしますね。
何がある?潰れる可能性あり?
私は、11月3日のウポポイが無料になる日に行きました。無料開放Dayでは、以下のようなイベントが開催されていました。
- アイヌ刺繍の体験
- キャラクターと写真撮影
- 野外ステージ
- ムックリの楽器演奏体験
- 伝統芸能の上映会
- アイヌ語学学習
私個人がウポポイで楽しみにしていたのは、弓矢体験です。ゴールデンカムイに弓矢が登場している様子を見て、私も弓矢を使ってみたいと思っていました。
弓矢体験は、3回無料、5回500円だったと思います。無料体験の日は、多くの人が来場して混み合うので、3回の無料体験のみでした。
1組5分くらいの時間がかかるので、30分くらいは待ちましたよ。
アイヌが使っていた弓矢は、毒を使っていたそうです。
ウポポイには、かわいいキャラクターがいます。オオバユリの女の子みたいですね。
着ぐるみがウポポイにいるので、子どもたちと一緒に撮影していました。
ウポポイの中には、ポロト湖があります。湖は特にイベント等で使われているわけではないので、少しもったいないですね。
ポロト湖の向こう側には、アイヌの建物があるコタン広場があります。
11月にウポポイに行ったら、雪虫がすごかったです。ウポポイは原生林に囲まれた自然豊かな場所にあるので、秋に行った場合は虫は必須ですよ。
コタン広場には、アイヌの伝統的な家が並んでいます。個人的に、古い建物の雰囲気が好きなので、とても楽しめたコーナーでした。
ウポポイには、船の展示物がたくさんあります。
鮭を干したものです。本物で、がちがちに固まっていました。
アイヌの人たちが食物を育てていた様子です。漁や狩猟だけで暮らしていたと思っていましたが、農業もやっていたんですね。
夕方になるとポロト湖の方面に太陽が沈み、幻想的な風景が見られました。
評判が悪い問題点について
ウポポイは評判が悪いのか、問題点を調べてみました。
5時20分からのドーム型映像を見て、残り30分で博物館見学を…と向かいました。しかしあたりは真っ暗、足元に灯りもありません。方向たどたどしく博物館に着くと5時31分。すでにロープが張られており、警備?の人は「もうだめ。上から言われてることですから」と追い返され…早く終わらせたい気持ちが伝わってきます。引用:じゃらん
私も博物館が閉まるギリギリに入場しました。一通り展示物を見ることができたので、ギリギリに入場してもまあ楽しめましたね。
ウポポイは時期によって営業時間が変わるので注意が必要です。私が行った11月3日の無料デーでは17時までの営業時間だったみたいで、少し物足りない感じがしました。
博物館にあった剣です。
ヒグマの子どもを育てていた建物です。私は、アイヌの人がヒグマを育てていたことは、ゴールデンカムイで知りました。
アイヌ刺繍が施されている着物の様子です。柄がとても美しく、丁寧に作られていることがわかります。
アイヌの人の家で使っていた、ござです。模様が入っていてとても美しいですね。
アイヌ刺繍が入った着物は、特別な日に使われていたそうです。
アイヌの人たちが使っていた装飾品の様子です。とても美しいアクセサリーだと思いました。
ゴールデンカムイでも出ていた、かんじきです。アニメをみて私も、かんじきを手作りしたいと思っていたので、写真に残してみました。
ランチタイムにはランチメニューのみの提供しかできないとこことで、ランチの後の飲み物もホットコーヒーのみしかオーダーできない、カフェラテや紅茶、ジュース類は14時以降しか提供できないと言われあぜんとした。。。引用:tripadvisor
確かに、ウポポイは飲食店が少ない感じでした。白老牛が食べられるお店があるとワクワクしていきましたが、レストランはあまり多くない印象ですね。
それよりも、無料の休憩スペースが広いので、食事持参の人が多いのではないでしょうか。我が家もおにぎり持参でしたが、夕食に白老牛を食べようと思ったら、17時に閉まるので、レストランには入ることができませんでした。
レストラン以外は、キッチンカーが5~6台ありましたよ。11月で肌寒い日だったのに、アイスなど夏向けのメニューが多かったのは少し残念でした。
そして施設の中へ(エントランス棟)中に入ると、これまた予想していたよりも遙かに大きい、そして、様々な施設(国立アイヌ民俗博物館、体験交流センター、体験学習館、工房、伝統的コタン 更にチキサニ広場、ポロト湖畔でもイベントだらけ)が多数あって、かつ、そのすべてが様々なイベントを行っている。こりゃあ3時間強で見るどころか、1日あっても足んないよという感じです。
引用:食べログ
アイヌ文化をきちんと学ぼうとすると、午後だけの時間では足りませんね。私はお昼過ぎにウポポイに到着しましたが、体験できないものも多かったので、1日かけて回るくらいがちょうど良いと思いました。
デタラメがあるのか?
ここでアイヌ文化は学べません。明治時代以降、近代日本が進めたアイヌ同化政策とその裏にあったアイヌ差別について抜け落ちています。長年に渡り日本人が先住民のアイヌ人に対して酷い差別や迫害などを行った歴史を隠し、良いところだけ見せようとする汚い大人たちが作り出したのがこの博物館です。
引用:トリップアドバイザー
私がウポポイに行ったときは、博物館の映像で、アイヌの人たちが差別にあった内容が紹介されていました。
長らく北海道に住んでいるので、アイヌの人たちが差別に遭ってきたことは、何となく知っています。小学校でもポロトコタンに行って学び、新聞でも時々アイヌの人たちの差別報道があったからです。
私みたいに、北海道に長く住んでいても、アイヌの人たちの歴史はあまり理解していないと思います。今回、ウポポイに行って、アイヌの人たちの差別の内容もあったので、きちんと歴史を学びたい人にも対応していると思いました。
なぜ白老に?
ウポポイが白老に建てられた理由は、やはりアイヌ文化と関係があるからです。
北海道に住む人なら、白老のポロトコタンに足を運んだことがあるはずです。しかし、ポロトコタンは2018年に閉園し、ウポポイへと生まれ変わりました。
私の記憶では、ポロトコタンはウポポイよりアクセスが悪い場所にあった印象です。さらに道外の人や海外の人でも来やすくしたのが、ウポポイだったのではないでしょうか。
ウポポイを楽しむポイント
ここからは、ウポポイを楽しむポイントを紹介しますね。
入場料割引の時間帯がおすすめ
ウポポイは、14時以降の入場で、入場料が半額になります。通常1,200円のところ、半額の600円で入場できますよ。
しかし、14時からの入場だと、ウポポイをすべて回ることはできません。一度ウポポイに訪れたことがある人が、もう少し深くアイヌ文化を知りたい場合におすすめです。
所要時間や滞在時間は3~4時間程度
ウポポイは、さっと回る程度なら、3~4時間程度でも大丈夫ですよ。
時間がかかるのは、以下の内容です。
- 伝統芸能の上映会のチケットを取るため
- 弓矢体験で30分くらい
- 博物館は30分~1時間くらい
- 刺繍体験などイベントの参加
1つずつじっくりと参加する場合は、1か所ごとに30分~1時間くらいかかると思っておいたほうがいいですね。
伝統芸能の上映会を見るために、チケットをもらうのですが(無料)長い列ができていて、30分くらい待ったように思います。
また、弓矢体験も人気みたいで、長い列ができているので、列が短いときに早めの参加がおすすめですよ。
ゴールデンカムイグッズを買いに行こう
ウポポイに行ったら、ゴールデンカムイのコラボ企画がやっていました。
スマホで使える壁紙の無料ダウンロードや、ゴールデンカムイのシール無料プレゼント、ゴールデンカムイのバッジ無料プレゼントなどの企画がありました。
お土産コーナーには、ゴールデンカムイグッズも売られているので、ゴールデンカムイが好きな人は、ウポポイに行くと楽しめると思います。
ご飯を楽しめる場所もあります
ウポポイに入場する前に、レストランコーナーがあります。(なぜか)
施設に入ってからレストランがあれば、イベントの待ち時間を利用して、食事が楽しめるのにな、と思いました。
ウポポイにあるレストランは、料金が少し高めです。入口すぐにあるSweets Caféななかまどイレンカにある、白老牛のハンバーガーは少し食べてみたいと思いました。
今回、ウポポイで食事を楽しむ時間はありませんでしたが、次回ウポポイに行ったら食事もしてみたいです。
周辺観光を楽しもう
ウポポイがある白老には、自然をいかした観光地があります。
白老牛祭りの帰りに、インクラの滝に立ち寄ったことがあります。滝が見える場所まで植物が多く生えていたので、アウトドアの服装で行くと良いですよ。