白樺の木の特徴とは?シラカバを使ったお菓子について
北海道に行くと目につくのが、白樺の木ではないでしょうか。でも本州の方にとって白樺の木は馴染みがなく、どんな木なのかわかりにくい部分があると思います。
北海道在住の私が、白樺の木の特徴を紹介します。またシラカバを使ったスイーツや飲み物は、お土産品としておすすめですよ。
白樺の木の特徴
白樺の木は、本州では高原で、北海道では全域で見られる樹木です。白い樹皮が特徴的で、爽やかな印象があります。
シラカバとは、「白いカバノキ」という意味です。正式な品種名は「シラカンバ」で、カバノキ科カバノキ属の樹木です。
春になると、三角形型の緑の葉がでてきます。葉の裏側は白っぽく、緑と白とのコントラストが特徴的です。
白樺の花は、5月ごろに咲きます。雌花が垂れ下がり、花穂がつきます。一般的な花のような形ではないため、花だと気がついていない人も多いかもしれません。
庭木としては向いていない
白樺の木は、寿命が20年ほどしかなく、病害虫にも弱いため、北海道でも庭木としてあまり植えられていません。北海道の家庭で白樺の木が植えられていても、風で曲がったものがほとんどです。
庭木として白樺の木を植えても、高原や山に生えている白樺並木のように生えている場所は少ないようです。
木材としての加工価値も低い
白樺の木は柔らかく加工に優れているため、爪楊枝やアイスのへら加工に使われています。ただし耐久性は乏しく、木材としての価値は低いです。樹脂は油分が多いため、防水性を利用し屋根材に利用されることがあります。
樹液は飲むことができる
白樺の木の樹液は、透明で飲むことができます。木が大地に沁み込んだ水を吸い取ることで、ミネラルやアミノ酸を含むのが特徴です。
北欧の地でも白樺の木が生えており、樹液を飲む習慣があるそうです。樹液には殺菌力があると考えられているようで、樹液を化粧水に加工する商品もあります。
白樺の木の樹液は、春の芽吹きの直前だけで、わずかしかとれません。樹液を使った飲み物を飲んだ体験談を見たい方は、下記記事をクリックしてください。
カバノアナタケが寄生する
白樺の木でよく見かけるのは、カバノアナタケです。サルノコシカケの一種で、飲む方法として話題になったことがあります。
白樺の木の販売先とは?
北海道に住んでいる人にとって、白樺の木は庭木として一般的ではありません。近くのホームセンターや園芸店に行っても、白樺の木が売られていない様子です。
庭木として向いていない白樺の木ですが、どうしても植えたい希望があるなら、近くの園芸店や庭木屋さんに取り寄せてもらいましょう。また庭木として植えやすい、「ジャクモンティー」を入手する方法もあります。
ジャクモンティーは本州の園芸店で
白樺の木は北海道や本州の高原で栽培が可能です。一方で、ジャクモンティーは園芸種で暖地でも育ちます。本州で白樺の木を育てるなら、ジャクモンティーを選びましょう。
ジャクモンティーの入手場所は、近くのホームセンターや園芸店です。庭木として植えるほか、植木鉢で育てることもできるため、近くの園芸店で比較的容易に入手できます。
近くになければネットショップがおすすめ
ジャクモンティーの品種が近くのお店で見つかりにくいときは、ネットショップの活用がおすすめです。最近はネット通販でも樹木の苗木が取り扱われています。
価格は2,000円~8,000円程度です。樹木をネットで購入する場合は、送料を確認しておきましょう。いくつかの樹木や草花をまとめ買いするのがおすすめです。
おすすめ白樺の木のお菓子
白樺の木は樹液としても飲めますが、「ただの水にお金をかけたくない」「水をお土産にするのはちょっと」と考えるなら、白樺を使ったスイーツを選んでみてください。
白樺の雫チョコレート
函館にある「道南食品株式会社」が販売する、白樺の樹液入りチョコレートです。ブラックチョコレートとホワイトチョコでコーティングし、見た目を白樺の木に似せています。
チョコレートには、白樺樹液パウダーを練り込んでいます。商品のパッケージも北海道らしいデザインのため、お土産としても喜ばれる一品です。
白樺の雫 ミルクキャラメル
同じく道南食品株式会社が販売する、白樺樹液入りのキャラメルです。18粒入りのキャラメルの箱が10個セットになっているため、お土産のバラマキにも活用できます。
白樺樹液はほんのりとした甘みのみで癖がなく、スイーツに合わせても馴染みます。キャラメルには水あめや練乳入りで、優しい甘さが特徴です。
柳月の三方六
北海道で有名なお菓子の名店「柳月」でも、白樺の木をイメージしたスイーツがあります。「三方六」に白樺樹液は入っていませんが、ブラックチョコとホワイトチョコで模様を描き、白樺の木に似せています。